2017年2月20日(月)開催 鉄道博物館(さいたま市大宮区大成町)

山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト 表彰式&受賞アプリレポート

『山手線ビーコンを使った
アイデア・アプリコンテスト』とは?

JR東日本とNTTドコモが、オープンイノベーションの取り組みの一環として、列車など「移動」に関わる時間の質的向上を目的とした「山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト」を共同開催! 山手線全車両に搭載されている音波ビーコンから出力される人には聞こえない非可聴音をスマートフォンで検知する位置情報検知サービス「Air Stamp」を利用して 皆さまの自由なアイデアや技術によってイノベーションを起こすことを目指すイベントです。コンテストを経て誕生した優秀なアプリの事業化をサポートします。

説明

表彰式

2017年2月20日(月)、さいたま市の鉄道博物館で「山手線ビーコンを使ったアイデア・アプリコンテスト アプリ部門」の発表会並びに表彰式が開催されました。一次審査を通過した5チームが登壇し、審査員と招待客を前に熱のこもったプレゼンテーションを繰り広げました。


上位チームは山手線で実証実験を行える!


各チームに与えられたプレゼンテーションの時間は5分間です。上位3チームには最大半年間、商用環境での山手線チェックインサービスが無償提供され、さらに最優秀賞に輝くとプロモーション支援も受けられるとあって、どのチームも真剣そのもの。プレゼンの後の質疑応答では審査員を務めた池澤あやか氏が積極的に質問を投げかけ、会場は大いに盛り上がりました。
厳正なる審査の結果、最優秀賞には『黒猫誘拐事件』(株式会社QOLP)が、優秀賞には『ママの手』(株式会社ミツエーリンクス)と、『KINOWA』(株式会社ORBITALLINK)がそれぞれ選ばれました。受賞チームは表彰式後の交流会中、鉄道博物館に展示されている車両にて、デモンストレーションを披露。事業化に向けた一歩を踏み出しました。

表彰写真

- 審査員 -

東日本旅客鉄道株式会社 常務執行役員 IT・Suica事業本部長
野口 忍

株式会社NTTドコモ 取締役常務執行役員 スマートライフビジネス本部長
村上 享司

株式会社ジェイアール東日本企画 常務取締役 交通媒体本部長
橘 修

特別ゲスト審査員
池澤あやか

表彰写真
最優秀賞

『黒猫誘拐事件』

企業名
株式会社QOLP
アプリ概要
誘拐された黒猫ミーを謎解きしながら救出するゲームアプリ。列車の進行によってストーリーが展開する。山手線全駅の情報を織り込んでおり、どの駅から乗車してもスタートすることができ、降車して中断したストーリーはまた次回の乗車時に再開できる。それぞれの駅や号車、季節、時間帯などによってストーリーが分岐し、バリエーションが豊富に展開するため飽きることがない。また、マッシュアップメニューを用意し、駅周辺の地図やイベント紹介なども表示できる。
最優秀賞写真
審査員コメント
テーマに合ったコンセプトかつ練り込まれたコンテンツが高評価

最優秀賞のプレゼンターであるJR東日本 常務執行役員 IT・Suica事業本部長の野口忍氏は「ビーコンの位置情報や車両情報をきちんと活用し、コンテンツもしっかりと考えられている点」が高評価だったとし、さらに「山手線は通勤通学の日常利用が大半ですが、このアプリを通して会話が生まれ、ビジネスやサービスのチャンスが生まれることを期待しています」とエールを送りました。受賞メンバーは「毎日山手線で通勤しているので、受賞できて本当に嬉しい」と喜びの感想を述べました。

優秀賞1

『ママの手』

企業名
株式会社ミツエーリンクス
アプリ概要
子どもを連れた母親層をターゲットにしたおでかけサポートアプリ。「ベビーカーがあるからエレベーターを利用したい」「子ども連れなので、駅構内を効率よく移動したい」などのニーズに特化し、電車での移動体験を快適にするコンテンツを充実させた。ママさん向けのクーポンやエンターテイメントコンテンツも盛り込んでいるほか、抱っこや荷物で両手がふさがっている状況が多いことから、駅のホームから出口までの案内は音声ガイドを採用している。
優秀賞写真
審査員コメント
子ども連れの母親に寄り添う社会課題解決型アプリ

プレゼンターのNTTドコモ取締役常務執行役員スマートライフビジネス本部長の村上亨司氏は「電車が混雑している時間帯もありますし、待ち合わせの時間が迫っているのに子どもがぐずったり、トイレに駆け込まなければならなくなったり、ママさんの移動は何かと大変です。それをツールで助けることは社会的な意義が大きく、素晴らしいアイデア」と評価していました。

優秀賞2

『KINOWA』

企業名
株式会社ORBITALLINK
アプリ概要
車両内限定のメッセージアプリ。一般的なメッセージアプリは特定の相手と交流をするが、このアプリは乗客同士の直接交流が目的ではなく、ちょっとしたつぶやきや励ましのメッセージなどを投稿する。投稿されたメッセージは、同車両内の不特定な誰か一人だけが閲覧でき、閲覧されたメッセージは消去される。インターフェースには樹木(山手線)と木の実(メッセージ)を採用。ユーザーはその樹木に木の実を付ける事により、同じ木から実を摘むことのできる(同じ車両に乗っている)不特定の”だれか”にメッセージが伝わる”かも”しれない・・といったドキドキを楽しむことができる。
優秀賞写真
審査員コメント
独創的なアイデアだけに今後の成長に期待!

プレゼンターのジェイアール東日本企画 常務取締役 交通媒体本部長の橘修氏は、「KINOWAは、山手線のビーコンを使ったサービスとして一般的な商用前提のものから一歩外に出た独創性」が高評価だったとし、さらに「半年間のテストマーケティングでは、今までにはなかった独創的な発想をもって、お客様に喜ばれるものをやっていただきたいです」と締めくくりました。

そのほかの入賞作品
『とれぽん』
企業名
株式会社インテリジェンスビジネスソリューションズ
アプリ概要
山手線周辺地域のレストランや理美容店などのクーポンを獲得できるお得なアプリ

インテリジェンス写真
『山手線デパート』
企業名
株式会社スピリテック
アプリ概要
山手線車内や駅に表示・掲載されている広告商品を購入・申し込みできる広告連動型ショッピングアプリ
スピリテック写真